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松下、電灯線で190Mbpsを実現するホームネットワーク技術を開発


 松下電器産業は8日、建物内の電灯線を使って190Mbpsのデータ通信が行なえるホームネットワーク技術「HD-PLC(High Definition ready high speed Power Line Communication)」を開発したと発表した。その名の通り、24MbpsのHDTV(高品位テレビ)映像や音声などの大容量データ伝送にも対応する。

 HD-PLCでは、部屋のコンセントにカセットテープサイズのモデムアダプタを取り付けることで、既存の電灯線を高速ネットワーク回線として利用できる。HomePlug Powerline Allianceが今夏にも策定する次世代規格「HomePlug AV」の一部として採用されることになっており、松下では、規格がまとまれば、年内にもHD-PLC製品を発表する予定だ。なお、当初この製品が販売されるのは米国内であり、日本国内では、データ通信に使用する周波数が現行の規制に合致しないため利用できないという。

 HD-PLCでは、同じ周波数を使うアマチュア無線などからの干渉対策が施されており、ノイズの影響を通常の5分の1に低減している。また、新たに開発したTDMA技術により効率的なデータ伝送が可能になり、光ファイバに匹敵する高速通信を実現したという。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.panasonic.com/consumer_electronics/pressroom/cont2.asp?Filter=12&cont_id=592
  関連記事:電灯線ネットワークの次世代仕様「HomePlug AV」策定へ
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1025/homeplug.htm


( 永沢 茂 )
2004/01/09 19:21

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