パラダイン・ワールドワイド・コーポレーション日本支社は9日、日本向けに販売を開始したReachDSL V2.2対応製品を大幅に値下げしたと発表した。具体的な価格は公表していないが、従来バージョンのReachDSL V2対応製品と比較して平均50%以上の値下げだという。
値下げしたのは、1UラックマウントタイプのDSLAM「GranDSLAM4200IP」と「BitStorm2600」、加入者モデムの「ADSL/R CPE Model 6381」。 ReachDSL V2.2では10km以上でも通信できるとともに、通信速度が上り/下りとも最大2.2Mbpsとなっており、最大960kbpsだったReachDSL V2に比べて2倍以上のパフォーマンスを実現している。2004年11月、情報通信技術委員会(TTC)でスペクトル適合性が認められ、12月にパラダインがReachDSL V2.2対応製品を開始していた。
パラダインでは値下げと同時に販売体制を見直し、直販可能な代理店網を拡大。販売価格のさらなる値下げを目指すことで、「ReachDSLは高コストであるというイメージを払拭し、標準のADSL対応製品と遜色のない価格設定を可能にする」としている。なお、ReachDSLはYahoo! BBなどで採用されており、従来版のReachDSL V2は国内で9万人以上のユーザーがいるという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.paradyne.co.jp/press/pressrelease01092004.pdf
関連記事:Paradyne、最大速度が2.2Mbpsに向上したReachDSLの新製品
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0513/paradyne.htm
( 永沢 茂 )
2004/01/09 21:11
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