.comと.netのレジストラである米Network Solutions(NSI)が、“日本語.com”などの国際化ドメイン名(IDN)の取り扱いを2月28日で打ち切る方針を示した。NSIでは日本時間の1月9日ごろからIDNの登録者に対して案内メールを送信しており、同社で登録したIDNの管理を2月28日までに他のレジストラに移転するよう要請している。
日本国内では、日本ベリサインがNSIと提携して.comと.netのIDN登録サービスを提供している。また、NSIは米国のレジストラだが、古くからレジストラとしてブランドが浸透しているため、日本から直接NSIにIDNを登録しているユーザーも少なくないものと思われる。2月28日までに移転されなかった場合、登録されたIDNはNSIのデータベースから抹消されるため注意が必要だ。
なお、日本ベリサインでは、NSIのサービス打ち切り後もIDNのサービスを提供する方針だ。具体的なレジストラは未定だが、他のレジストラと提携してサービスを継続するという。すでに日本ベリサインを通じて登録済みのIDNについても、日本ベリサイン側でデータベースのレジストラ移転手続きを行なうとしている。
関連情報
■URL
Network Solutions(英文)
http://www.networksolutions.com/en_US/
ベリサインドメインネームサービスからのお知らせ
https://www.verisign-japan-domain.com/resources/info.html#0113_1
関連記事:NSI Registrarが多言語登録サービス開始へ
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2000/1003/nsi.htm
関連記事:日本ベリサイン、登録済みドメイン名のレジストラ移管サービス
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0415/verisign.htm
( 永沢 茂 )
2004/01/13 20:20
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