ニフティは14日、同社のISPサービス「@nifty」にて、迷惑メール対策としてベイズ理論を応用した「学習用フィルター」機能の提供を開始した。迷惑メール対策として、ベイズ理論を応用したのは国内ISPでは初めてだという。@niftyの会員であれば、無料で利用できる。
学習用フィルター機能は、@niftyが会員向けに提供しているWebメールの機能のひとつである「迷惑メールフォルダー機能」のオプションサービスとして提供される。ニフティでは、学習用フィルター機能を利用することによって、迷惑メールを90%以上遮断できたという。ベイズ理論とは、過去に起きた事象の発生頻度から未来の出来事の発生頻度を予測する理論。
学習用フィルター機能は、あらかじめ設定された判断基準をもとに、ユーザー宛てに届いた迷惑メールを自動的に判別・振り分けする。ベイズ理論を応用しているため、ユーザーごとに迷惑メールの判断基準を学習していき、フィルター精度が高まっていくという。
また、フィルター機能はサーバーで管理するため、ユーザーが新たにアプリケーションをインストールする必要がないほか、学習結果もサーバーに蓄積されていく。
ニフティでは、従来より迷惑メール対策として「受信拒否条件設定」や「受信拒否アドレス設定」などを提供してきたが、「今回の学習用フィルター機能を追加することにより、より強力な迷惑メール対策が可能になった」としている。
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「学習用フィルター」機能の画面イメージ
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nifty.com/corp/release/20040114.htm
迷惑メールフォルダー解説ページ
https://www.nifty.com/mail/webmail/spam_folder.htm
・ ニフティ、迷惑メール対策としてスパムブロック機能を強化(2003/09/29)
( 大津 心 )
2004/01/14 18:41
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