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2004年の大統領選に向け、米政府がネット投票システム試行中


 2004年は4年に1度の大統領選挙があるが、今回は21世紀最初の大統領選挙となるもので、本格的なネット選挙が実現する可能性があることでも話題となっている。

 米政府は現在、「SERVE(Secure Electronic Registration and Voting Experiment)」プロジェクトというネット選挙システムを試行中だ。米国市民であれば不在者はもとより、米国外からの投票も可能にするWindowsベースのシステムで、すでにネットでの登録とデモ投票の試験を開始しているのだ。

 有権者が地方自治体の担当局に対して登録を行なうと、登録した有権者に投票用のフォームが送信され、そのフォームを利用して投票する。原則として、現存の投票処理システムを応用する予定だという。

 課題はなんといってもセキュリティ面で、なりすましや個人情報の保護など問題が山積みだ。試験はこのような課題を解決するために2桁の州で行なわれる予定となっており、2000年に行なったパイロット試験をはるかに凌ぐ規模になる。今回の試行が成功すれば、本格的なネット投票時代が訪れることになる。


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URL
  SERVE(英文)
  http://www.serveusa.gov/public/aca.aspx


( Gana Hiyoshi )
2004/01/15 18:06

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