総務省は19日、地上デジタル放送やインターネットなどを利用した地方公共団体の行政サービス提供に関する実証実験を岐阜県岐阜市で実施すると発表した。期間は2月1日から3月14日までの43日間。
実験では、地上デジタル放送を利用した行政サービス提供システムを活用し、システムの有用性やサービスの検証を行なう。システムは総務省が新たに構築した。実験で提供されるのは、行政の新着情報、福祉・保険関連情報、公共施設の案内、歴史博物館の展示紹介、図書館の新着図書の紹介など各種行政関連情報のほか、公共施設の利用予約、歴史博物館の講座受講申込、図書の貸出予約などのサービスも予定されている。
実験は岐阜県岐阜市の約150世帯を対象に行ない、放送は中京テレビが担当する。具体的には、岐阜市役所の各種行政情報を地域ネットワークである「岐阜スーパーハイウェイ」で岐阜データセンターと結び、その情報を中京テレビが地上波デジタルで放送するほか、図書館や歴史博物館の情報はインターネット経由でも配信するという。
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実証実験のシステムイメージ図
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040119_1.html
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( 大津 心 )
2004/01/20 12:56
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