マイクロソフトは20日、Windows環境にUNIXのサービスやアプリケーションを提供する「Microsoft Windows Services for UNIX Version 3.5日本語版」の無償ダウンロードを開始した。対応OSはWindows Server 2003/XP Professional/2000 Server/2000 Professionalで、Windows XP Home EditionやWindows Me/98などでは動作しない。
Windows Services for UNIXは、Windowsを既存のUNIX環境に統合するための相互運用サービス用ソフトウェアとマイクロソフトでは位置付けており、これによりUNIX環境で構築されたアプリケーションやシステムをWindowsで活用できるとしている。Windows Services for UNIXは、旧バージョンのVersion 3.0は有償パッケージとして販売していたが、新バージョンでは無償で提供されることになる。なお、ダウンロードに際しては、ユーザー登録が必要となる。
Windows Services for UNIXには、UNIXのファイル共有システムであるNFS、ユーザー認証とパスワードの同期を行なうNIS、リモート操作を実現するTelnetサーバーなど機能が含まれる。また、Windows上で動作するUNIX互換環境「Interix」が用意され、Korn/CシェルといったUNIXシェル、grepやsedなどの一般的なUNIXユーティリティや、gccやgdbといった各種コンパイラ・開発ツールも利用可能となる。
関連情報
■URL
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1817
Windows Services for UNIX 3.5 日本語版
http://www.microsoft.com/japan/windows/sfu/
( 三柳英樹 )
2004/01/20 16:20
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