NTTデータは20日、シングルサインオン機能をオンラインサービスを提供している企業向けにASP形式で提供するサービス「e-z-Login」を1月下旬より開始すると発表した。必要な費用は、初期導入費用30万円、1利用者あたりの利用料が月額30円から。
e-z-Loginは、オンラインバンクなどの認証が必要なWebサイトにログインするためのIDやパスワードをNTTデータのサービスセンターで管理し、ユーザーはサービスセンターで1回認証を行なうだけで、各対象サイトへのログインを可能にするサービスだ。1度サービスセンターで認証すれば、それ以降のログイン作業はサービスセンターが自動的に行なう。
従来のシングルサインオンサービスでは、オンラインでサービスを提供している企業が独自でシステムを開発する必要がある点や、ユーザーが専用のアプリケーションをインストールする必要があるなど、企業側には構築費用の負担が、ユーザー側にはアプリケーションをインストールしなければならない負担がそれぞれ生じていた。
今回提供されるe-z-LoginはASP形式であるため、企業側は既存システムをほとんど変更する必要がないほか、ユーザーもアプリケーションをインストールする必要がないという。また、NTTデータのサービスセンターでは、ID・パスワード以外の個人情報を保管しないほか、ID・パスワードなどはすべてハードウェアで暗号化処理を行なっているため、セキュリティレベルが高いとしている。
NTTデータでは、自社で個別ID・パスワードによる複数サービスを提供している企業や、カード・証券・通信・ショッピング・ポータルサイトなどを中心に販売していきたいとしているほか、将来的にはアカウントアグリゲーションサービスやWeb明細サービスなどといった各種決済サービスとの連携も提供する予定だという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2004/012000.html
( 大津 心 )
2004/01/20 18:12
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