米国におけるインターネットショッピングの売上が2004年に650億ドルに達するであろうとの予測を米Jupiter Researchが発表した。調査報告書「Market Forecast: U.S. Retail 2004-2008」にまとめられている。
これによると、2004年の市場は2003年に比べて24%成長し、さらに2008年まで年間成長率17%で拡大。その時点までに市場は1,170億ドル規模になっていると予測している。これは、2008年の米国小売業全体の売上予測からみればわずか5%と比較的小さい数字だが、ネットで調査した後にオフラインで購入するなど、インターネットが影響を与えるオフラインでの購入行動は全体の30%に達する可能性があるとしており、影響の大きさを指摘している。
インターネットを利用することがあたり前のことになるにつれてインターネット利用者数は飽和し、それに伴って新たにネットショッピングを始める人の数も減少していく。その結果として2008年には、ネットショッピング利用者の割合がインターネット利用者の67%で止まると考えられるという。しかしながら2008年にはネットショッピングを行なう人の年間平均購入額は、1人あたり780ドルにまで達すると予測している。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.internet.com/corporate/releases/04.01.20-newjupresearch.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/01/21 12:21
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