理経とワイコムは2月より、北海道小清水町でイスラエルのアルバリオン社が開発した5GHz帯屋外用無線LANシステム「BreezeACCESS VL」を使用した実証実験を開始すると発表した。
小清水町で行なわれるのは、基地局から8.5km以上離れた加入者局との長距離通信と、基地局から見通し外となる地域への無線通信実験。理経とワイコムによれば、FWAシステム「BreezeACCESS VL」は10km以上離れた地域や見通し外となる地域へもサービス提供が可能であり、ADSLなどブロードバンドサービスが利用できないデジタルデバイドの解消が望めるとしている。
またワイコムでは、2003年末に総務省から本実験に関する予備免許を取得済み。小清水町の役場や学校、公共施設などで基地局と実験局の設置を進めているほか、実験ではモニター募集も行なわれる。
なお、本実験では小清水町で提供中の2.4GHz帯の無線LANアクセスサービスと比較して、サービス提供エリアが町内全体となり、通信速度も実効値で現行の1.5倍から10倍以上となる見込みだという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.wi-com.jp/web/service/news/2004/0122.html
関連記事:ワイコム、5GHz帯のFWAサービスの実験免許申請[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/1764.html
( 村松健至 )
2004/01/22 20:09
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