NTT西日本は、IPv6を利用したコンテンツ配信実験を大阪市内で2月中旬から実施する。対象はNTT西日本のBフレッツユーザーで、アニメ、映画など約300タイトルのオンデマンドコンテンツや、CS系の多チャンネル放送が視聴できる。
今回の実験では、IPv6技術を利用した映像コンテンツ配信用のプラットフォームを構築し、ハードウェアとソフトウェア両方の面で検証を行なう。伊藤忠商事とスカイパーフェクト・コミュニケーションズが実験に協力、配信コンテンツを提供する。本実験はIPv6を利用した通信を行なうため、Bフレッツがインターネット接続に利用するPPPoEのセッションとは別に接続できる。
試験ユーザーにはセットトップボックス(STB)が用意され、家庭のテレビと接続して多チャンネル放送やコンテンツのオンデマンド配信を利用できる。コンテンツの配信はMPEG-2形式で、多チャンネル放送は「スペースシャワーTV」「e-天気.net」、アメリカのドラマなどを配信する「FOX」など10チャンネルが、オンデマンド配信では映画「ニキータ」「TAXi2」「オースティン・パワーズ デラックス」など約300タイトルが用意される。
実験期間は2月中旬から2カ月程度を予定、1月28日から2月中旬まで申し込みを受け付ける。対象は大阪市内でBフレッツを利用している個人ユーザーで、約500人程度を募集する。応募者多数の場合はNTT西日本側でモニターを決定、当選者にはメールにて連絡を行なう。試験サービスの料金は無料だが、Bフレッツの利用料金は別途必要になる。
|
サービスの利用イメージ
|
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0401/040128b.html
IPv6品質制御型コンテンツ配信実験
https://www.nttwest.net/trial/
・ NTT東日本、IPv6を利用したフレッツ網内の通信サービス(2003/12/18)
・ KDDI、光ファイバを利用した映像配信サービス「光プラスTV」を開始(2003/12/12)
( 甲斐祐樹 )
2004/01/28 18:30
- ページの先頭へ-
|