ユニゾン・キャピタル・パートナーズ(以下ユニゾン)は29日、同社が所有するメディアリーヴスの全株式について、角川ホールディングスが実施する公開買付けに同意する契約を締結したと発表した。メディアリーヴスは出版社のアスキーとエンターブレインの持株会社で、これにより両社は角川グループの傘下に入ることになる。
アスキーは、2002年3月に株式がCSKから投資会社のユニゾンに譲渡され、その後2002年11月には社名をメディアリーヴスに変更。子会社のアストロアーツの社名をアスキーに変更し、メディアリーヴスはアスキーと子会社のエンターブレインの持株会社となっていた。
ユニゾンでは、2002年3月に経営権を取得して以来、計画を上回るスピードでアスキーの経営改革が成果を上げてきたとしており、今回、角川グループの経営資源との連携が可能となることで将来の成長が加速されるとして、契約を調印するにいたったとしている。
この契約により、2月上旬をめどにメディアリーヴスの全普通株式および新株予約権の一部を対象とした公開買付けが角川ホールディングスによって開始され、最終的には3月中に株式の取得が完了する予定となっている。
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ニュースリリース
http://uc.quadmoon.co.jp/press/pr20040129.html
( 三柳英樹 )
2004/01/29 18:29
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