富士ゼロックスは28日、デジタル複合機の内蔵ハードディスク(HD)に一時的に残されているデータを、機器撤収時に消去する「ハードディスクドライブ・データ消去サービス」を3月8日から開始すると発表した。リース機器でも対応可能。複写機に関するデータ消去サービスは初めてだという。
データ消去サービスは、富士ゼロックスのデジタル複合機の撤収時に内蔵HDに残っているデータから、情報が漏えいすることを防ぐためのサービス。同社によると、2003年9月以降に発売しているデジタル複合機では、オプションでHDのデータ消去機器を提供している。しかし、それ以前に発売されたデジタル複合機ではこのようなデータ消去機器が提供されていないため、データを消去するためには高度な専門知識が無ければ難しく、サービスメニュー化に至ったとしている。
具体的には、複写機を引き取り時に封印し、同社のデータ消去センターでデータ消去作業を行ない消去作業証明書を発行する「データ消去&証明書発行サービス」や、設置先に専門エンジニアが消去機器を携帯して訪問する「オンサイトデータ消去サービス」、設置先に専門エンジニアが訪問してHDを取り出しユーザーに手渡す「ハードディスクドライブお引渡しサービス」の3種類が用意されている。料金は、「データ消去&証明書発行サービス」が1台につき8,000円、「オンサイトデータ消去サービス」と「ハードディスクドライブお引渡しサービス」が個別見積りとなっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fujixerox.co.jp/release/2004/0128_datadel.html
( 大津 心 )
2004/01/29 18:41
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