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総務省、UWB無線システムについての意見を募集


 総務省は2日、情報通信審議会の情報通信技術分科会 UWB無線システム委員会(以下、UWB委員会)がとりまとめた、UWB(Ultra WideBand)無線システムの技術的条件についての中間報告案を公表し、一般から中間報告案に意見の募集を開始した。期間は2月27日まで。

 UWBは、他の通信に影響が出ない程度の微弱な電波を、極めて広い帯域に渡って発信することで、高速通信を可能とする無線技術。UWB委員会では、2003年9月よりUWBの技術的条件について審議を行なってきたが、今回その内容を中間報告案として公表した。

 中間報告案では、基本的な技術的条件はITU(国際通信連合)の無線通信部門であるITU-Rの勧告を尊重すべきとし、今後詳細な検討を行なっていく上では、UWBが他の無線システムに対してどの程度影響を与えるのか、実際に実験することが必要であるとしている。また、当面はUWBの利用環境は屋内に限定するものとし、通信方式や送信電力を周波数帯によってどのように制限するかといった条件については、現段階では複数案を検討の対象とするとしている。

 総務省では、今回の中間報告案について一般からの意見を募集し、結果をとりまとめて中間報告とともに情報通信審議会へ報告する予定としている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040202_1.html


( 三柳英樹 )
2004/02/02 18:06

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