アリエル・ネットワークは3日、同社のP2Pグループウェア「アリエル・エアワン・プロ」をIPv6に対応させた「アリエル・エアワン・プロ・IPv6対応版」を23日に発売すると発表した。価格は、10ユーザー基本セットが198,000円。
アリエル・エアワン・プロは、同社が独自開発したビジネスP2P基盤「アリエル・フレームワーク」上でプロジェクト管理、スケジュールや文書の共有、掲示板などのグループウェア機能を提供するWindows用ソフト。今回のIPv6版では、すべてのPCにグローバルIPアドレスが割り当てられるため、NATやルータの問題から従来のIPv4版で必要だった仲介サーバーを介さずに、端末同士が直接コンテンツをやりとりできるようになる。アリエルでは、IPv6に対応したことで「P2P通信の利点がより強調される」としている。
なお、アリエル・エアワン・プロ・IPv6対応版は、KDDIが同社オフィス内で2003年10月から実施している「IPv6イントラネット実証実験」にも採用されているという。KDDIの社員約100人が参加する同実験では、IPv6マルチキャストやIPSecによるVPNなどが提供されており、サーバーレスの情報共有環境としてアリエル・エアワン・プロ・IPv6対応版も利用されているとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ariel-networks.com/company/newsrelease/news040202-2.html
・ 【CEATEC JAPAN 2003】アリエル、IPv6対応のP2Pグループウェアを出展(2003/10/07)
・ アリエル、P2P型グループウェア「アリエル・エアワン」の新バージョン(2003/09/02)
( 永沢 茂 )
2004/02/03 19:01
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