Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

W3C、Webの音声入出力を実現する「VoiceXML 2.0」の勧告案


 Web技術の標準化団体World Wide Web Consortium (W3C)は3日、Web上での音声入出力インターフェイスを実現する「VoiceXML 2.0」の勧告案を公開した。また、テストスイートも併せて公開される。W3Cによれば、「この勧告案は、Web標準の「勧告」へ向けての最終レビュー期間でもある」としている。

 VoiceXML 2.0は、音声合成や音声認識、デジタルオーディオ、DTMF入力などの各機能を実現する音声入出力インターフェイスのフレームワーク。VoiceXML 2.0を利用することで、固定電話や携帯電話などから、音声による命令でWebにアクセスできるようになる。W3C Voice Browser アクティビティリードのDave Raggett氏は、「もう『何々の場合は1を、そうでない場合は2を押して下さい』などと言われることはない。視覚障害者や、車のドライバーなどにWebアクセスの機会を提供する」とコメントしている。

 Voice Browser WGには、キヤノン、日立製作所、三菱電機、IBM、Microsoft、Motorola、Nokia、Sunなどが参加している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.w3.org/2004/02/voicexml2-pressrelease
  関連記事:W3C、Webへの音声入出力を実現する「VoiceXML 2.0」の勧告候補を公開
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0129/voicexml.htm


( 鷹木 創 )
2004/02/04 13:39

- ページの先頭へ-

Internet Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.