NECインターチャネルは、1月9日に実施した「パソコンのウイルス対策に関する意識調査」の結果を発表した。自宅にPCを所有する20歳以上の男女519名が対象となっている。
調査によると、「自宅のパソコンのウイルス対策を行なっているか」の問いに「行なっている」と回答したユーザーは62.5%に上った。ウイルス対策には、ウイルス対策ソフトを使用しているユーザーが最多で74.7%。「怪しいメールを開封しない」(50.4%)、「プロバイダーのウイルスチェックサービスを使用」(39.0%)と続いている。
ウイルス対策ソフトの更新頻度は、2週間に1回以上更新しているユーザーが38.4%。その一方で1カ月に1回以下のユーザーが39.9%に上った。また、頻度は不明だが「ソフトが自動実行している」と回答したユーザーは27.7%となった。なお、ウイルス対策ソフトに不満を抱えるユーザーは54.7%。理由として「値段が高い」(22.8%)、「使い方が分かりにくい」(17.6%)などを挙げている。
ファイアウォールに関しては、利用しているユーザーは21.4%に止まった。また、「ファイアウォールを知っていますか」に対する回答では、「聞いたことがない」「聞いたことはあるが良く知らない」で合計59.9%に達し、NECインターチャネルでは、「ネットワーク感染型ウイルスや不正侵入に対する関心が低い」と分析している。
ウイルス対策を行なっていないユーザーの理由は、「必要性は感じるがお金はかけたくない」が34.8%を占めた。また、「必要性は感じるが何をすれば良いか分からない」とするユーザーも31.8%に達している。
NECインターチャネルでは、「ウイルス対策ソフトを利用しているユーザーは全体の6割以上だが、実際に更新など積極的に利用するユーザーは4割弱に止まった。ウイルス対策サービス提供者は、よりわかりやすくウイルスの危険性などを開示し、ウイルス対策サービスだけではウイルスを防ぎきれない現状を理解させることが必要だ」と述べている。
関連情報
■URL
NECインターチャネル
http://www.neic.co.jp/
( 鷹木 創 )
2004/02/04 16:25
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