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PPPhoneのイメージ画像
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インターナショナルシステムリサーチ(isr)は、PDA向けのIP電話ソフトウェア「PPPhone」を開発したと発表した。@FreeD対応PHSを装着したPDAであれば、電源がオフであっても外部から着信を受けることが可能だという。
PPPhoneでは、専用のIDを利用してユーザー間は無料で通話可能で、ルータに接続された端末からも利用できるNAT越えをサポートする。また、isrのWake On Ring技術「PPPush」を採用しており、NTTドコモのPHSデータ通信サービス「@FreeD」対応機種を装着したPDAであれば、外部からの着信時にPDAの電源がオフであっても自動で@FreeDに接続、着信を受けることが可能だという。着信の際の電話番号は@FreeD対応PHSの「070」から始まる番号を利用するが、070番号での発信には対応していない。
このほか、IP電話専用の050番号を利用した発着信にも技術的に対応、IP電話事業者と提携することで、一般加入電話や携帯電話への発着信も可能だとしている。ただし、050番号を利用したサービス提供は現在のところ未定だという。
PPPhoneの対応PDAは、OSにPocket PC 2002/2003を搭載した機種で、isrでは動作確認機種として東芝製「Genio e550G」「Genio e550GX」、NTTドコモの「Musea」を挙げている。呼制御プロトコルにはSIPを、音声コーデックではG.711/GSMを採用する。
070番号による着信機能を利用するには、@FreeD対応の「P-in Free 1S」「P-in Free 1P」「P-in Free 2PWL」が必要になる。070番号での着信を利用せず、専用IDでの無料通話の場合はコンパクトフラッシュ(CF)型の無線LANカードや@FreeD非対応のPHS、DDIポケットの「AirH"」端末でも動作するという。
PPPhoneは、2月4日から6日まで幕張メッセで開催されている「NET&COM 2004」のNTTPCコミュニケーションズブースに出展されている。
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PPPhone搭載PDA
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NET&COM 2004会場では050番号を割り当てたデモが行なわれていた
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デモ環境のサービスイメージ
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.isr.co.jp/pr/ppphone20040204.html
PPPhone
http://www.isr.co.jp/products/ppphone/
( 甲斐祐樹 )
2004/02/04 19:28
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