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ZoEmail、メールアドレスに“鍵”をかけられるWebメールサービス


 米ZoEmailは5日、AT&T Labsの特許技術に基づいた新しい迷惑メール対策を施したWebメールサービスを開始したと発表した。

 このサービスの特徴は、自分のメールアドレスに“鍵”をかけることのできる点だ。鍵を持っていない人は、このメールアドレスにメールを送ることができない。

 例えば自分から友人にメール送る場合、通常利用する自分のメールアドレス「taiga@zoemail.com」ではなく、友人向けの鍵を付与した「taiga.1234ABC@zoemail.com」というメールアドレスで送信すると、受信した友人はこれに返信するだけで鍵つきメールアドレスに返信することになり、受信が可能となる仕組みだ。

 また、名刺で公開するメールアドレスなどの場合、迷惑メール業者も同様の手法でアドレスを手にすることができるために問題が生じる。ZoEmailでは、いくらでも鍵を作ることが可能で、このような場合は不特定多数の人々に公開するための鍵を特別に作ることができる。

 相手からその公開メールアドレス宛てにメールが送られてきた場合、その相手からのメールを許可することを知らせるために1度返信する。その際に、公開用の鍵とは別の鍵が自動的に生成されて相手に知らされるので、以後その人からの返信にはその新しい鍵が付くことになり、連絡を保つことができる。もし、その鍵が迷惑メール業者に渡った場合には、鍵ごと消去して、改めてこちらから連絡することで対処できる。

 ZoEmailでは、公開しなければならないメールアドレスを作る方法だけでなく、名刺に書くことができる個人ページを用意し、迷惑メール業者の手に渡らない鍵をそのページ経由で手渡すことも可能だ。同社では、このような鍵を会社の同僚用、営業先用、友人用、名刺公開用、ショッピング用、メーリングリスト用など、さまざまな用途向けに用意してWebから管理できるようになっている。

 なお、ZoEmailのサービスはすべて英語で記述されており、年間11.88ドルで利用できる。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文:PDF)
  http://www.zoemail.com/PressRelease020504.pdf


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/02/06 12:18

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