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IIJの第3四半期決算、2億3,600万円の黒字で株式公開以来の利益計上


 インターネットイニシアティブ(IIJ)は12日、2003年度第3四半期(10〜12月)の決算を発表した。売上高は前期比4.9%増の96億3,300万円で、前年同期比では8.8%の減となったものの、損益ベースでは2億3,600万円の黒字となり、1999年8月の株式公開以来の利益を計上した。

 日本時間の同日夜には、インターネットによる記者発表の音声中継が行なわれ、鈴木幸一代表取締役社長兼CEO、西康宏取締役兼CFOらが出席。およそ20分間にわたり、西取締役が決算発表の詳細について説明したほか、鈴木社長ら両氏が記者の質問に答えた。

 黒字になった大きな要因は、第2四半期から9,000万円削減されたバックボーンコストだという。鈴木社長も「今後もバックボーンコストは減っていくのではないかと思う。利益率の高いシステムインテグレーションの獲得が重要だが、四半期ごとに波がある。これを安定させ、黒字基調を続けたい」と述べ、さらなる収益改善の見通しを語った。また、第2四半期にクロスウェイブコミュニケーションズが破綻したことにより、更生債権2億8,700万円の損失を招いたが、当期になって破綻処理の戻り金が7,100万円発生していることも黒字の要因になっている。

 また、鈴木社長は「利益率の高いシステムインテグレーションビジネスで得た売上のうち3割超が、毎月お金の入るサービスによるもの。サーバー管理業務をはじめとするアウトソーシングビジネスを定型サービス化していくことが重要だろう」とし、利益率の高い分野でさらに売上のいいサービスを強化していく戦略を語った。さらに黒字計上について、「たくさんのサービスを顧客ごとにカスタマイズする能力がなかった。カスタマイズサービスの提供は、それなりに開発費がかかることは確かだが、エンジニアが営業チームに入ってきたことによってコンサルティング力が上がり、結果として利益率の改善につながっている」と指摘している。

 今後の経営について鈴木社長は、「第4四半期も引き続き、利益率の高いサービスの売上増加により黒字を維持。その後も黒字基調が続くだろう」と楽観的な見通しを示した。


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URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.iij.ad.jp/IR/3q03/IIJI3Q03J.pdf


( 伊藤大地 )
2004/02/13 13:29

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