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シマンテックの1月のウイルス被害ランキング、国内1位は「Bugbear」 |
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シマンテックは16日、Symantec Security Responseに寄せられた報告をもとにした2004年1月の「ウイルス被害ランキング」を発表した。国内では「Bugbear」が、ワールドワイドでは「Mydoom」がそれぞれ1位となっている。 国内1位となった「W32.Bugbear.B@mm」の報告件数は190件で、2位の「W32.Mydoom.A@mm」の184件を若干だが上回った。以下、3位「HTML.Redlof.A」（182件）、4位「W32.HLLW.Gaobot.gen」（80件）、5位「W32.Klez.H@mm」（58件）と続いている。1月に発生してMydoomとともに猛威を振るった「W32.Beagle.A@mm」は29件で10位だった。 ワールドワイドでは、1位の「W32.Mydoom.A@mm」が13,920件で、2位「W32.Bugbear.B@mm」の8,384件を大きく引き離している。以下、3位「W32.HLLW.Gaobot.gen」（5,806件）、4位「W32.Dumaru.Y@mm」（3,073件）、5位「HTML.Redlof.A」（2,852件）と続いている。 Symantec Security Responseの星澤裕二氏は、MydoomやBeagleが添付ファイルを開くことで感染するタイプのウイルスだったにも関わらず大きな被害をもたらした原因について、「『エラーメール』を装ったタイトルで送られてくるなど、ワームが送信する感染メールが非常に巧妙に作られていたため、ほとんどの感染メール受信者がうっかり添付ファイルを開いてしまったことにある」と説明。「Blasterのようにユーザーの関与なく増殖するワームが注目される中、従来型ワームでもソーシャルエンジニアリングをたくみに利用することで大きな被害をもたらす可能性がある」として、「『添付ファイルを不用意に開いてはいけない』という原則を、今一度ユーザーに意識していただく必要がある」としている。 関連情報 ■URL シマンテック http://www.symantec.co.jp/ ■関連記事 ・ シマンテック、11月度の月間ウイルスランキング発表～Blasterなど減少（2003/12/10）
（ 永沢 茂 ）
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