米Voltage Securityは16日、インスタントメッセージ(IM)クライアントによる通信を暗号化する法人向けソリューション「Voltage SecureIM」を発表した。このソリューションはMicrosoftの支持も受けているという。
これまでに発表されているIM通信を安全にするためのソリューションの多くは、セッションセキュリティに限定されていた。それに対してVoltage SecureIMはセッションを暗号化するだけでなく、IMクライアントを使用して送受信するコンテンツそのものにデジタル署名し、暗号化することでセキュリティを確保する。これは例えば金融機関や大企業の会計を扱う部署など通信内容をセキュアに扱うことが要求される場合でも、プレゼンス情報とIM通信内容双方の安全性を保てるとしている。
Voltage SecureIMはMicrosoftの協力のもと「Microsoft Office Live Communication Server 2003」をサポートしており、Windows Messenger 5.0.2でこの機能を利用できる。今後ほかのIMサービスにも対応する予定だ。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.voltage.com/about/pressreleases/PR040216.htm
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( 鷹木 創 )
2004/02/17 14:09
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