マイクロソフトは16日、Windowsの脆弱性やInternet Explorer(IE)の脆弱性を狙う手口がインターネット上に公開されていると警告した。同社では、対応するセキュリティ修正プログラムの適用を推奨している。
今回マイクロソフトが警告しているのは、Windowsの脆弱性「MS03-039」「MS03-043」「MS03-049」と、IEの脆弱性「MS04-004」の4種類について。いずれも危険度は最も高い“緊急”と評価されている。また、これらの脆弱性に関しては、すでにインターネット上にExploit(攻撃)コードが公開されており、このコードを悪用したウイルスや攻撃プログラムが作られているものもある。
特にMS03-049は、12日に発見され、日本でも実害の出ているウイルス「Welchia.B」が利用しているため、早急に対応する必要がある。これらのことから、マイクロソフトでは、これら4種類の脆弱性を修正するためのセキュリティ修正プログラムを適用するように呼びかけている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/support/sokuho/default.asp
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( 大津 心 )
2004/02/17 16:41
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