セサミ有限会社は1日、通常のPC上で起動し、VPNやロードバランサー機能も有するファイアウォールソフト「IPnuts 4.0r3」を提供開始した。価格は2,800円から。
IPnuts 4.0r3は、PCのハードディスクを使用せずに起動するファイアウォールソフト。基本的にハードディスクが無くても起動するが、ハードディスクへのインストールやログだけハードディスクに保存することも可能となっている。管理は管理ツールを利用することによって、Web経由で行なうことができる。
今回のIPnuts 4.0r3では、従来別商品として提供していたVPNを標準機能として搭載したほか、公開サーバーの負荷分散を行なうロードバランサー機能などが追加された。IPsecで暗号化にAESを使用した場合で、スループットはCPUがCeleron 1.1GHzの場合で73Mbps程度、Celeron 2.7GHzの場合で82Mbps程度を計測したという。
ラインナップには、個人使用に限定してフロッピー起動(2枚組)する無償の「IPnuts 4.0r3 Mosquito」、CD-ROM起動する「IPnuts 4.0r3 CD-ROM」、コンパクトフラッシュ起動の「IPnuts 4.0r3 Flash」が用意されている。ただし、無償のIPnuts 4.0r3 MosquitoにはVPN機能などが搭載されていない。
料金体系では、ライセンスとして「エキストラメンバーキー」が用意されている。エキストラメンバーキーは、ライブラリからCD-ROMイメージやアップデートなどをダウンロードできるもので、3カ月有効なエキストラメンバーキーが2,800円、1年間有効なキーが7,200円。CD-ROM版は、3カ月のエキストラメンバーキーが付いて4,600円。なお、エキストラメンバーキーの有効期限が過ぎても、IPnuts 4.0r3自体の利用はできる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.s-me.co.jp/news/040301_1.html
( 大津 心 )
2004/03/01 18:27
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