ヤフーは1日、Yahoo!オークションの落札価格に関するガイドラインを公表した。消費税法改正に伴い、消費者に対する価格表示について税込みの総額表示が義務づけられることに関連したもので、4月1日以降、落札価格以外に消費税を要求したり、オークションシステム利用料を落札者に負担させる行為を禁止するとしている。
ガイドラインによれば、オークションの入札価格表示は「いわゆる希望価格・参考価格と考えられるため、総額表示義務の対象とならない」との見解を財務省が示しており、オークション終了時に表示される最高落札価格は総額表示とはならないという。
ただし、出品者が個人か事業者かわからないオークションにおいて、消費税や諸費用が別途加算される場合があることに対して不満が多く寄せられているとしており、入札者にとってわかりやすいよう、「“落札価格”を“消費税相当額”を含めた“消費税相当額込みの価格”」と定義することにした。これにより、「オークションストア」以外の出品では、落札価格以外に消費税を要求することが禁止される。
さらに、すべてのオークションにおいて、出品者に課金されるオークションシステム利用料を落札者側に負担させる行為も禁止される。4月1日以降、ガイドラインに沿わない出品物については、削除などの処置をとるとしている。
関連情報
■URL
消費税法改正にかかわる対応とガイドライン変更のお知らせ
http://auctions.yahoo.co.jp/phtml/auc/jp/notice/taxinfo.html
関連記事:「Yahoo!オークション」にシステム利用料を導入
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0301/yauc.htm
( 永沢 茂 )
2004/03/03 18:40
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