CIAC(Computer Incident Advisory Capability)は4日、Adobeの「Acrobat Reader version 5.1」にバッファオーバーフローの脆弱性があると警告した。深刻度は“中”と評価している。
この脆弱性は、Acrobat Reader 5.1のXFDFドキュメント処理に問題があり、バッファオーバーフローの脆弱性が発生するというもの。XFDFフォーマットとは、XMLをベースとしたPDFドキュメント内部のフォームを処理するためのフォーマット。
攻撃者がこの脆弱性を攻撃するには、細工を施したXFDFドキュメントを掲載したWebサイトからダウンロードさせるか、メールで送信することで可能だという。
この脆弱性に対応するためには、Acrobat Reader 5.1を最新バージョンである「Adobe Reader 6.0」にバージョンアップすればよいという。Adobe Reader 6.0はAdobeのWebサイト上からダウンロードできる。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.ciac.org/ciac/bulletins/o-091.shtml
( 大津 心 )
2004/03/05 18:06
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