マイクロソフトは10日、Windows 2000 Serverに含まれる「Windows Media Services 4.1」に脆弱性「MS04-008」を発見した。同社では深刻度を4段階中、上から3番目である“警告”と評価している。
この脆弱性は、Windows Media Services 4.1のTCP/IP接続を処理する方法が原因となり、サービスが応答しなくなるというもの。Windows Media Servicesは、ストリーミング配信を可能にするサーバーコンポーネント。
具体的には、攻撃者が細工を施したパケットを送信すると、Windows Media Servicesが停止する可能性があり、サービスを再起動しなければ復旧できない。また、Windows Server 2003やWindows NT Serverに含まれるWindows Media Servicesはバージョンが違うため、影響を受けない。
脆弱性を修正するには、マイクロソフトから提供されているセキュリティ修正プログラムを適用すること。現在、同社WebサイトおよびWindows Updateからダウンロードできる。
関連情報
■URL
MS04-008
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms04-008.asp
( 大津 心 )
2004/03/10 15:09
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