三井住友カードは11日、提携カードの入会受け付け業務を委託している企業のサーバーに外部からの不正侵入があったことを公表した。当該サーバーには提携カードの入会申し込みを行なった7,649人分の個人情報がが保存されていたが、情報が外部に流出した事実は確認されていないとしている。
今回、不正侵入が発見されたのは、三井住友カードが提携カードの入会受け付け業務を委託している東京研文社に設置されていたサーバー。このサーバーには、インターネットを通じて2003年10月から2004年2月までに提携カードの入会申込書の仮作成を行なった7,649名分の個人情報が保存されていた。
東京研文社が業務を委託されていた提携カードは、シンガポール航空の「クリスフライヤーVISAカード」、全日空の「ANA VISA/マスターカード(eLIOカードは除く)」、ヤフーの「Yahoo! JAPAN VISAカード」「Yahoo! JAPAN VISA バーチャルカード」の4種類。サーバーに保存されていた個人情報は、氏名・住所・電話番号・勤務先・生年月日などで、クレジットカード番号や預金口座などの信用情報は含まれていないとしている。
三井住友カードでは、2月上旬に今回の事態が判明した以降に、複数の外部調査会社に依頼して調査を行なったが、現時点ではサーバーに保存されていた情報が外部に流出した事実は確認されていないということだ。ただし、流出した可能性が皆無とは断定できないため、該当者に事態の報告とお詫びの文書を送付するとしている。
現在、サーバーに保存されていた情報は他の場所へ移すとともに、この件について警察当局に相談しているという。また、問題となった提携カードについては、当面の間サービスの取扱いを停止するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/pop/cardinfo8090058.html
( 三柳英樹 )
2004/03/11 13:02
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