シーフォーテクノロジー(C4T)は15日、Japan Film Netが開始する映像コンテンツ配信の実証実験に、セイコーインスツルメンツ(SII)とともに参加すると発表した。
Japan Film Netは、北海道、東京、京都、沖縄で映像制作活動を行なっているNPO・教育機関によって設立された団体で、地域映像の制作・配信の全国ネットワーク構築を事業内容としている。今回開始される映像コンテンツ配信では、C4Tの電子透かし技術と、SIIのタイムスタンプ技術を組み合わせた著作権保護の実証実験を行なう。
C4Tの電子透かし技術は、配信する動画コンテンツのすべての映像フレームに同じ情報を透かしとして埋め込むもの。映像の縮小・拡大・切り出しなどの加工を行なっても透かしとして埋め込んだ情報が消えることはなく、コンテンツの一部だけを第三者が利用した場合でも著作権を証明することが可能になるという。また、SIIのタイムスタンプ技術は、第三者によるコンテンツの不正な改ざんを検知することが可能で、この2つの技術を組み合わせることで、配信するコンテンツについて著作権の証明・作品の改ざん検知・作品の不正利用の検知などが可能になるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://c4t.jp/corporate/news/press/2004/press_20040315.html
( 三柳英樹 )
2004/03/15 15:28
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