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NACなど、日本や韓国で流行中のウイルス「Bagle.P」を警告


 日本ネットワークアソシエイツ(NAC)やトレンドマイクロは16日、韓国や日本で感染報告がされているウイルス「Bagle.P」を警告した。NAC、トレンドマイクロともに危険度は“中”としている。

 トレンドマイクロによると、16日時点で確認されているBagle亜種の種類は「A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、N、P」の14種類。今回のウイルスは、NACとトレンドマイクロ、F-Secureの3社が「P」、シマンテックは「N」、Sophosは「O」と表記しており、ウイルス対策ベンダー各社による名前付けが微妙に異なってきていることがわかる。このように、トレンドマイクロでは「Bagle.P」と表記されているウイルスが、シマンテックでは「Beagle.N」となっているケースもあり、注意が必要だ。

 Bagle.Pは、すでに発見されているウイルス「Bagle.N」などと同じトロイの木馬型ウイルス。自分自身を添付したウイルスを送信するほか、“SHAR”ではじまる文字列を含んだフォルダへと自分自身をコピーする点が特徴だ。

 送信するメールの件名や本文はランダムに選択され、差出人は詐称する。また、添付ファイルはパスワードで保護されたZIP形式とRAR形式、PIF形式が確認されている。添付ファイルのパスワードは、本文中に画像として掲載されている。

 万が一感染した場合には、NACやトレンドマイクロなどが提供しているウイルス対策ソフトを更新し、検査・駆除すればよい。


関連情報

URL
  NAC「Bagle.P」の説明
  http://www.nai.com/japan/security/virB.asp?v=W32/Bagle.p@MM
  トレンドマイクロ「Bagle.P」の説明
  http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=PE_BAGLE.P

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( 大津 心 )
2004/03/16 15:40

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