日米で人気を誇るサーチエンジンGoogleだが、欧州においても約5,500万人の利用者がおり、そのアクティブリーチが47%に達することが米Nielsen//NetRatingsが発表した最新調査結果でわかった。
調査によると、欧州におけるサーチエンジン上位3つはGoogle、MSN、Yahoo!だったが、1位のGoogleのアクティブリーチが47.3%に達したのに対して、MSNは23.1%、Yahoo!が10.8%とGoogleに大きく差を付けられている。また、Googleの利用者がGoogleで閲覧するページ数は52ページで、Yahoo!の21ページ、MSNの12ページを引き離している。Googleで費やす時間も15分24秒となっており、欧州のサーチエンジン上位10種類の中にはほかに10分台に達したものがなかったことを考えると、いかにGoogleでの滞在時間が長いかがわかる。
なお、4位にはGoogle Image Searchがランクインし、ここでは1人あたり36ページを閲覧し、9分13秒滞在している。総じて欧州でのGoogleのシェアが非常に大きいことがわかる。
調査は2004年1月時点のものだが、調査結果についてNielsen//NetRatingsの欧州市場アナリストであるTom Ewing氏は、「Googleの圧倒的な優位は揺らぐことがないように見えるが、インターネットの中でも最も大きなブランドのうちのいくつかがライバルとなる検索技術を開発している。次の18カ月がこの分野においてきわめて重要になるだろう。Yahoo!は最近、新しいYahoo! Search Technology(YST)を米国で発表しており、あと数週間で欧州でも始める予定だ。ここは非常に興味深く観察できる分野になるだろう」とコメントした。
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■URL
ニュースリリース(英文、PDF)
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_040316_uk.pdf
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/03/17 11:54
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