NTT-MEは、同社の運営するISP「WAKWAK」において、ウイルスに感染したメールを送受信した場合の対応方法を4月1日より一部変更する。「ウイルスに感染していたため、○○さんからのメールを削除した」という通知メールを廃止する。
WAKWAKで提供しているオプションサービス「メールウイルスチェックプラス」ではこれまで、ウイルスに感染したメールがWAKWAK会員宛に届くと、WAKWAKのメールサーバーがこれを自動的に削除。代わりに、宛先の会員に対してウイルスメールを削除した旨を伝える通知メールを送っていた。
しかし最近のウイルスでは、PC内のファイルなどから収集したアドレス宛に勝手にウイルスメールを送信したり、それらのアドレスを使って差出人を詐称するものがあることから、従来の仕様では受信者・送信者ともに困惑する可能性があると判断。ウイルスメールの宛先の会員への通知メールを廃止し、削除したメールのログをWAKWAKのデータベースに保存することにした。メールウイルスチェックプラスを契約しているWAKWAK会員は、このデータベースにアクセスすることで、削除されたウイルスメールの差出人やサブジェクト、日時、ウイルス名などを確認できる。
一方、WAKWAK会員がウイルスメールを送信した場合は、従来ではWAKWAKのメールサーバーがこれを自動的に削除するとともに、その宛先に対して同様の通知メールを送信していた。こちらの場合も通知メールが廃止される。ウイルスを送信したWAKWAK会員に対しては、SMTP認証で送信した場合のみ、ウイルスに感染していたためメールを送信できなかったことをメールで通知する。
関連情報
■URL
メールウイルスチェックプラスの仕様変更について
http://www.wakwak.com/vcheck/change.html
( 永沢 茂 )
2004/03/17 20:19
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