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Opera、ブラウザにIBMのViaVoice音声認識技術を搭載すると発表


 ノルウェーのOpera Software ASAは23日、次期マルチモーダルデスクトップブラウザに、IBMのEmbedded ViaVoice音声認識技術を搭載する予定だと発表した。

 このブラウザでは、XHTML+Voice(X+V)の標準化技術を利用することで、グラフィカルなWebページに対して音声で情報を入力し、音声で結果を出力できるようにする。利用者はWebページのナビゲーションや情報の取得だけでなく、Webフォームへの記入も音声で行なえるようになるという。さらに、Operaが開発したプレゼンテーションツール「Opera Show」で音声を使って次のスライドを表示させるなど、MicrosoftのPowerPointに比べてスムーズなプレゼンテーションが実現すると説明している。

 Operaのエンジニアリング担当副社長であるChristen Krogh氏は、音声認識を導入する決定を下した理由について「音声は我々がコミュニケーションする際の最も自然で効果的な方法である」と説明した。Operaでは、IBMの音声認識技術が統合された英語版音声ブラウザをWindows環境向けに開発し、企業の顧客や開発者に提供していく考えだ。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.opera.com/pressreleases/en/2004/03/23/
  関連記事:米IBMとOpera、“マルチモーダル”対応のブラウザーを共同開発
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0725/ibmpera.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/03/24 12:00

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