インターネット セキュリティ システムズ(ISS)は23日、SLA(Service Level Agreement)契約を締結することによって、不正アクセスやウイルスによる外部からの攻撃に対する防御を保証するサービス「マネージド プロテクション サービス(MPS)」を4月1日より販売開始すると発表した。料金は、1デバイスあたり月額24万円から。
ISSでは、従来より企業のファイアウォールやIDSを遠隔監視・運用するサービス「マネージド セキュリティ サービス(MSS)」を提供していた。今回のMPSでは、新たにインライン型不正侵入防御アプライアンス「Proventia Gシリーズ」を活用して、より高いセキュリティサービスを保証するというもの。
MPSの最大の特徴であるSLAは、同社が危険度が高いと判断した攻撃手法(約200種類以上)を定義し、その定義した攻撃手法からの防御、対応時間、対策の提言などを具体的数値で保証するというもの。SLAに違反した場合には、ユーザー企業に対してサービス料金の返金を行なうことが明記されているという。
具体的にSLAには、防御、検知、応答、緊急事態応答、システム監視など11項目に対する保証が約束される。例えば、セキュリティインシデントに対する分析や、対策を記した分析レポートはインシデント発見後30分以内、緊急事態応答に関しては15分以内の対応を保証している。
ISSでは、「今回のMPSを提供することにより、ユーザーニーズに応えた確かな防御を保証する。不正侵入やウイルスから企業のサーバーを守り、さらにはセキュリティ対策への意識向上と信頼向上を図っていきたい」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press04/MPS_032304.html
関連記事:ISS、IPv6に対応した同社初のIDSアプライアンス製品「Proventia」シリーズ
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0630/iss.htm
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( 大津 心 )
2004/03/24 17:57
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