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無料のインターネット国際電話で一世を風靡した米DialPadが黒字に |
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VoIP電話サービスを提供している米DialPadは23日、2003年第4四半期の決算において黒字になったと発表した。税引き前・償却前利益を表わす指標であるEBITDAベースでは、2003年12月31日までの6カ月間、利益を出し続けていたという。同社は2004年12月までに黒字を達成することを目標にしていたが、1年あまり早くその目標を達成したことになる。 DialPadは1999年に設立され、インターネットを使ってPCから米国内に無料通話できることが話題となったサービスだ。当時はPCの画面上に表示される広告で通話料金をまかない、早い段階で顧客数は1,400万に膨れ上がった。しかし、インターネット広告市場の低迷から、2001年初めに米国破産法11条（いわゆる“チャプターイレブン”）を申請。その後、有料のインターネット電話サービスへとビジネスモデルを転換させ、ビジネスの再構築を進めてきた。 事業再生を進めてきたCraig Walker CEOは、「今回の結果は、我々が信じてきたこと、すなわちVoIPと黒字は両立できるものだという信念を裏付けている。リストラを行なっている最中は、我々の競争相手の誰もが黒字を達成できておらず、今になっても達成できていない状況のため、我々の計画に対するある程度の懐疑心があった。しかし、2年と経たないうちに我々はビジネスを有料モデルへと転換させることに成功し、計画より丸1年以上も早く黒字を達成できた。これは業界で初めてのことである」とコメント。喜びとともに、同社のビジネスモデルに対する確信を表わした。 関連情報 ■URL ニュースリリース（英文） http://www.dialpad.com/company/press_2004_0323.html 関連記事：米国で“無料インターネット電話サービス”が登場 http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/1999/1019/dialpad.htm 関連記事：米Dialpadが無制限の無料通話を廃止、無料通話ビジネスは衰退へ http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0903/dialpad.htm
（ 青木大我 taiga@scientist.com ）
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