インターネットイニシアティブ(IIJ)とトレンドマイクロは、法人向けに提供しているWeb閲覧規制サービス「IIJ URLフィルタリングサービス」を利用した「Web私的利用の無料分析キャンペーン」を実施する。対象は同サービスを申し込んだ企業先着200社。ただし、フィルタリングサービスそのものの利用料は別途必要だ。
IIJ URLフィルタリングサービスは、トレンドマイクロのフィルタリングエンジン「InterScan WebManager」を採用したサービス。フィルタリング機能は、ホワイトリスト、ブラックリストの両方に対応し、禁止URLの個別指定もできる。ポリシー設定では、「違法行為」「アダルト」「職探し」など28カテゴリを用意している。利用料は初期費用30,000円、月額基本料40,000円。このほか、ユーザー数による月額利用料も10,000円(1~50ユーザー)から必要となる。
今回のキャンペーンでは、ユーザー企業のプロキシサーバーやファイアウォールに残るWebアクセスログを調査して、従業員のWeb閲覧状況を分析する。なお、このキャンペーンの対象社から抽選で3社に対し、導入事例として協力することを前提として、IIJ URLフィルタリングサービスを半年間無料で提供する。
IIJとトレンドマイクロによると、IIJ URLフィルタリングサービスのカテゴリ設定状況は、「アダルト」が93.1%と首位。2位以下は、「アブノーマル」(91.7%)「違反行為」(87.5%)、「薬物」(79.2%)、「出会い」(79.2%)と続く。両社では、「個人情報保護法や出会い系サイト規制法など、インターネット関連の法律も整備されてきた。興味本位で掲示板に書き込みを行なう行為などで自社の信用が失墜する恐れもあり、抜本的な対策が急務」としている。
関連情報
■URL
キャンペーン概要
http://www.keyman.or.jp/ml/011/10002203/
関連記事:IIJ、「URLフィルタリングサービス」開始~エンジンにはInterScanを採用
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0205/iij.htm
( 鷹木 創 )
2004/03/25 13:45
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