サーチナマーケティングは25日、中国の消費者を対象にしたソフトウェアに関するマーケティング調査の結果を公表した。調査によれば、海賊版ソフトウェアについては3割以上が「存在すべき」と回答するという結果となった。
同調査は、2004年2月9日から2月26日にかけて、同社関連会社のWebサイト「新秦調査」でオンラインモニターを対象に実施したもの。有効回答は5,596件。
現在、中国市場では海賊版ソフトウェアが多く出回っているが、海賊版ソフトウェアの今後をどのように考えるかという設問については、「慎重に検討すべき」と回答した人が50%近くで最も多かったものの、「存在すべき」と回答した人も30%以上となり、海賊版ソフトが中国市場で依然として根強い人気を維持している結果となった。一方、正規版の価格が手頃になれば購入するかという設問については、70%以上の人が「購入する」と回答しているが、「インターネットの無料ダウンロードを利用する」と回答した人も15%以上となっている。
この他の質問では、利用しているインスタントメッセンジャーについては、中国独自の「oicq」が50%強となり、2番目に多かったのが「MSN Messenger」の約15%。その他は1割に満たず、この2製品が他を圧倒している結果となっている。
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■URL
ニュースリリース
http://global-searchina.com/news/2004/0325/new_0325_001.shtml
( 三柳英樹 )
2004/03/25 20:10
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