ネットレイティングスは26日、2004年2月度のインターネット利用動向結果調査を発表した。調査では、確定申告の時期を迎えて、国税庁のWebサイトへの家庭からのアクセスが約167万人に達したとしている。
調査によれば、国税庁のWebサイトへのアクセス者数は、2004年1月が82万7,000人(前年同月比52%増)、2004年2月が166万9,000人(前年同月比63%増)となり、いずれも過去最高となったという。また、アクセス者の年齢構成としては、50歳代が全体の20%、60歳代が19%を占めており、中高齢者層が高い比率を占めているのが特徴だとしている。
国税庁のWebサイトでは、申告方法や税に関する質問などの情報が提供されており、特に必要な情報を入力していくと自動的に申告用の書類が作成される「所得税の確定申告書作成コーナー」が、全訪問者の46%が実際に利用していたという。
ネットレイティングスでは、「確定申告書作成コーナーはオンラインでの申告はできないものの、作成した申告書をカラープリンタで印刷すれば、そのまま税務署への提出書類になる点が評価されている。また国税庁は今年から、一部の地域で専用ソフトを使った国税電子申告・納税システム(e-Tax)を実験的に開始。これは、今後本格化される電子申告時代を控え、多くの納税者がオンラインで確定申告書類を作成する習慣の下地となる可能性があり注目される」とコメントしている。
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国税庁Webサイトへの家庭からのアクセスアクセス者数の推移(ネットレイティングス調査)
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関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/326_2004release_j_final.pdf
国税庁
http://www.nta.go.jp/
( 三柳英樹 )
2004/03/26 14:18
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