マイクロソフトは24日、Office XP製品にService Pack 3(SP3)を適用した場合に、Outlook 2002の機能を利用する外部プログラムの動作に影響があることを公表し、原因と対処方法を公開した。
外部プログラムの動作に影響を与えるのは、主にSP3で導入されたセキュリティ対策が原因となる。例としては、メールアドレスを抽出されるのを防ぐために、Outlookのメール本文やメモなどに外部のプログラムがアクセスしようとするとセキュリティ警告が表示される機能があり、これまで動作していたアドインでも、この機能により正しく動作しなくなる可能性があるという。
この他にも、「ユーザー設定フォームが代理(共有)メールボックスまたはパブリックフォルダで動作しない」「共有メールボックスでカスタムコードを制御する」「Outlook フォーム キャッシュがフォルダごとに行われる」といった項目が挙げられており、それぞれの対処法についても紹介されている。
ただし、一部の対処方法についてはレジストリを直接編集することになるため、必ずレジストリをバックアップし、システムの復元方法を理解しておいてから作業してほしいとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;838871
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・ マイクロソフト、Office XP SP3の提供を開始(2004/03/10)
( 三柳英樹 )
2004/03/26 18:12
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