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Netsky.Qが日本を局地的に狙った可能性を否定できない〜野々下氏

〜Netsky.Qに感染したマシンの3分の2以上が日本

 ウイルス「Netsky.Q」の国内感染が拡大している。3月29日の発生以降、トレンドマイクロが全世界で検知した感染マシンの台数は1,000台を超えたが、その3分の2以上を日本が占めているという。

 同社がとりまとめた全世界の感染マシン台数は、30日午後3時20分現在で1,006台。国別で見ると、日本が709台で圧倒的に多く、以下、オーストラリアが65台、英国が56台、フランスが49台、米国が48台と続いている。同社では当初、日本と中国で流行していると発表していたが、中国の感染マシンは12台に止まっている。これらの数字は、同社のウイルストラッキングセンターが、「ウイルスバスターオンラインスキャン」などのデータをもとにリアルタイムで集計したものだ。

 日本ネットワークアソシエイツでも30日、Netsky.Qに感染したマシンが同日午前11時30分現在で274社、999台に上ったと発表した。こちらはオンラインウイルス検出サービス「McAfee VirusScan ASaP」のユーザー5,900社、40万ノードからのデータをもとに集計している。

【30日 16:45追記】

 シマンテックは30日、報道関係者向けの説明会を開催した。その席上で説明を行なったシマンテック法人営業事業部エグゼクティブSE野々下幸治氏に、Netsky.Qの特性を聞いた。

 Netsky.Qは、感染マシンの3分の2以上が日本での感染となっており、米国などを中心に拡がる通常のウイルスとは異なる傾向を示している。また、感染の拡大開始当初からこの傾向が見られていた。

 この点について野々下氏は、「一般的にウイルスを感染拡大させる際、局地的・集中的に感染源を狙った方が効率的だ。例えば、日本のユーザーのマシンの中にあるデータは、多くが日本人もしくは、日本関連のメールアドレスとなるだろう。今回のケースを見ると、その局地として日本が狙われた可能性は否定できない」と分析。さらに“あくまでも推測に過ぎないが”と前置きした上で、「Netsky.Qの制作者は、恐らく日本のWebサイトを中心にメールアドレスを収集し、スパム配信ソフトなどで配信したのではないだろうか」と語った。


関連情報

URL
  トレンドマイクロ「Netsky.Q」感染状況
  http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_NETSKY.Q&VSect=S

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( 永沢 茂/大津 心 )
2004/03/30 15:22

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