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登大遊氏が代表取締役社長となって「ソフトイーサ株式会社」設立

~SoftEtherだけではなく、その他ソフトウェア開発や書籍出版も手掛ける

 VPNソフトウェア「SoftEther」の開発者である登大遊氏は1日、「ソフトイーサ株式会社」を設立するために、水戸地方法務局に登記申請書類を提出したと発表した。資本金は100万円。初年度1,200万円以上、3年以内に1億円以上の売り上げを目指すという。

 ソフトイーサ株式会社は登大遊氏が60%を出資し、従業員数は役員を含め4名。取締役副社長に池嶋俊氏、専務取締役に杉山哲男氏、常務取締役に村上和美氏が就任する。4名はいずれも筑波大学に在学中の学生だ。

 同社は、3月1日に登大遊氏個人が三菱マテリアルと提携した「SoftEther CA(商用版SoftEther)」の開発を引き継ぐ。ただし、SoftEtherの開発に専念するのではなく、それ以外の分野におけるソフトウェアの研究・開発やサポート、コンピュータ解説書やガイドブックなどの製作・出版、ネットワーク通信サービスなどを提供するとしている。

 現在登大遊氏が個人として配布しているSoftEtherの“フリーウェア版”は、ソフトイーサ株式会社が開発を継続し、引き続き無償でダウンロード提供する予定。また、SoftEtherを一般利用する上で必要な機能を含んだ新バージョンのSoftEtherシリーズについても、フリーウェアとして提供する予定だという。

【1日 17:15追記】

 登大遊氏は会社設立にあたって、「ソフトイーサ株式会社は筑波大学の学生によって運営される会社です。我々は半年ほど前から起業を目指していましたが、商号として、以前は『筑波AC』という名前にしようという案がありました。この度、IPA未踏ソフトウェア未踏ユース部門で開発させていただいたVPNソフトウェア『SoftEther』に関連する技術の研究開発を柱とする会社を設立するにあたって、社名を『ソフトイーサ』に決定いたしました」とコメントした。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.softether.com/jp/news/040401pre.aspx
  VPN構築ソフト「SoftEther」関連記事インデックス
  http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2004/03/04/softether.htm

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( 大津 心 )
2004/04/01 14:06

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