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「モバイルポイント」が利用可能なエリアに貼られるステッカー
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日本テレコムは1日、JR東日本の駅構内などを中心とした公衆無線LANサービス「モバイルポイント」の提供を開始すると発表した。サービスは提携するISP各社へのホールセール型での提供となり、利用には各ISPのアカウントが必要となる。
モバイルポイントは、2001年9月から日本テレコムとJR東日本で行なってきた「無線による、駅でのインターネット接続実験」の結果を踏まえて、日本テレコムが正式サービスとして提供するもの。4月1日現在で利用可能となるエリアは、JR各社の駅構内が33駅の56カ所(JR東日本29駅、JR北海道2駅、JR九州2駅)、ホテルのロビーなど駅以外のスポットが48エリア56カ所。
利用可能なISPは、4月1日の段階ではODNとJENS SpinNetの2社。料金はODNは5月末まで、JENS SpinNetは9月末まで無料としており、有料化後の料金等は未定とのこと。また、4月中を目処に、DION、DTI、ぷらら、b-mobile、無線LAN倶楽部、NET BUREAUの各ISPも対応する予定としている。
日本テレコムでは、これまで行なってきた実験の結果を踏まえて、駅構内という公共性の高いスペースでの展開となるため、多くのISPのユーザーが利用できるホールセール形態を選択したとしている。料金は今後各ISPが設定するため、月額料金がどの程度になるかは未定だが、日本テレコムからISPに対しては月額30万円(1,200ID/月)で提供するという。また、今後のエリア展開予定としては、首都圏などの利用が見込まれるJRの駅が中心になるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(日本テレコム)
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/2004/apr/nr040401/nr_fs.html
ニュースリリース(ODN)
http://www.odn.ne.jp/service/mobilepoint/index.html
ニュースリリース(JENS SpinNet)
http://www.spinnet.jp/csc/info/040401.html
■関連記事
・ JR東日本の公衆無線LAN実験が3月17日終了。商用サービスは4月から(2004/03/11)
( 三柳英樹 )
2004/04/01 17:48
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