オープンソースのリレーショナルデータベース(RDBMS)である「Firebird」の日本における普及を目的として、非営利団体「Firebird日本ユーザー会」が3日、正式に発足した。
Firebirdは、米Borland Softwareの「InterBase」から派生したオープンソースのRDBMS。オーストラリアに本部を持つ財団法人「FirebirdSQL Foundation」を中心としたプロジェクトによって開発が進められており、「PostgreSQL」や「MySQL」に続くオープンソースRDBMSとして欧米で注目されているという。
国内でも有志らによって日本語環境での検証や技術情報の公開が行なわれており、2003年6月からユーザー会の設立に向けた準備が進められていた。今回、3日に開かれた第1回総会で会則や役員人事が承認された。ユーザー会では、Firebirdおよびミドルウェアや関連ツールの開発と普及促進、Firebirdに関する情報提供、技術交流および人的交流を目的として、調査研究や講習会などの活動を展開していく。
Firebird日本ユーザー会の初代理事長には、Firebirdに関する書籍などの執筆者として知られる加藤大受氏が就任。事務局は、FirebirdSQL Foundationの会員でもある株式会社アペックスに設置される。
関連情報
■URL
Firebird日本ユーザー会
http://firebird.gr.jp/
FirebirdSQL Foundation
http://www.firebirdsql.org/foundation/
( 永沢 茂 )
2004/04/05 16:44
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