脆弱性に関するオープンソースのデータベースを構築しているプロジェクト「Open Source Vulnerability Database(OSVDB)」が、データベースの公開を開始した。
OSVDBのプロジェクトは、セキュリティに携わるコミュニティが中立的な脆弱性のデータベースを運営することを目的として2002年にスタートした。当時から現在に至るまで脆弱性に関する種々のデータベースはあるが、扱う範囲が限定されるなど、コミュニティの要求に応えられるような総合的なデータベースはなかったという。今回、OSVDBが公開されたことで、プロジェクトの当初の目標が達成されたとしている。
OSVDBは今後も非営利の理念を貫き、脆弱性に関する情報を収集・網羅すると宣言している。各種のニーズに対応できるよう、データベースのアップデートのみならず、管理システムの構築も計画。データベースの利便性向上などに開発資源を集中する方針だ。なお、このデータベースは、ライセンス供与など二次利用にも提供するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.osvdb.org/news.php#golive
( Gana Hiyoshi )
2004/04/06 14:31
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