米Microsoftは12日(現地時間)、米InterTrustに対し4億4,000万ドルを支払い、InterTrustの特許ポートフォリオに対する包括的ライセンスを取得したと発表した。
InterTrustは、2001年にMicrosoftのMedia Playerで使用されているデジタル著作権管理技術(DRM)が同社の持つ特許を侵害しているとして、Microsoftに損害賠償を求める提訴を起こしていた。
今回の和解により、一般的用途においてユーザー、および開発者はこれまで同様、InterTrustの了承なしに、Microsoftの製品/サービスの利用、および開発を続けることができる。しかし、開発者はInterTrustからライセンスを受ける必要が生じる場合もあるとしている。
Microsoftの知的財産部門副社長のMarshall Phelps氏はリリース中で、「本件、および我々の幅広い知的財産(IP)ライセンスプログラムにおける我々の目的は、特許ライセンスが我々の責務であることを知らせることで、顧客やパートナーを安心させることにある。我々のソフトウェアにおけるIPの効率的管理は、我々の製品を差別化するもので、当社が革新的ソリューションを開発するのに必要な権利を持っていることを確信させるものだ」と述べている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(Microsoft、英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/apr04/04-12MSInterTrustPR.asp
ニュースリリース(InterTrust、英文)
http://www.intertrust.com/main/news/2003_2004/040412_microsoft.html
関連記事:DRM技術の米InterTrustが米Microsoftを特許侵害で提訴
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0427/drm.htm
( 若杉紀彦 )
2004/04/12 18:58
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