米Network Associates(NAI)は12日、同社の迷惑メール対策技術「McAfee SpamAssassin」にベイジアン(ベイズ理論)フィルタリング機能を採用したと発表した。McAfee SpamAssassinエンジンを搭載した「McAfee SpamKiller for Mail Servers」や「McAfee SpamKiller Appliances」の迷惑メール判定率が向上し、速度も向上したとしている。
ベイジアンフィルタリングは、迷惑メール対策で特に注目されている技術。統計的な手法を使って、あるメールが「迷惑メール」クラスに属する確率を計算し、点数化する。McAfee SpamKillerにはこのベイジアンフィルタリングの自動学習機能があり、判定率の誤差は時間とともに減少していく。これまでの多くのシステムで必要だった手動トレーニングの作業が大幅に減少するというメリットがある。
また、オープンソースバージョンのMcAfee SpamAssassinエンジンに比べてMcAfee SpamKillerは速度が向上し、3~4倍のメール処理機能を持つようになった。新バージョンはNAIと系列チャネルにより12日から販売される。
関連情報
■URL
米Network Associates(英文)
http://www.networkassociates.com/
関連記事:米NAIが迷惑メール対策技術の米Deersoftを買収
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0107/nai.htm
関連記事:ニフティ、ベイズ理論を応用した迷惑メール対策フィルターを提供開始
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/01/14/1743.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/04/13 11:55
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