Webブラウザを利用した攻撃が重大なセキュリティ上の脅威として浮上していることが、IT業界団体のCompTIAの最新調査でわかった。900近くの組織を対象とした調査のうち、ここ6カ月以内にブラウザを利用した攻撃の被害に遭った組織は36.8%に上っており、昨年度の調査時点の25%から大幅に増加している。
ブラウザを利用した攻撃では、無害に思える普通のページを開いた途端に、有害なソースコードが読み込まれ、その結果ブラウザが異常終了させられたり、深刻な場合には個人情報が盗まれたり、機密データを消される場合もある。
この問題についてCompTIAのJohn Venator代表兼CEOは、「動的またはその場で生成される、個人設定などの情報を含むページが爆発的に増加しており、それらは組織のITシステムの新しいセキュリティ上の脅威となっている。ITセキュリティ教育が一部のIT担当者に限定されるべきでないことは今や明らかである。ITインフラを安全に保つことは組織のすべての人間の責任なのだ」とコメントした。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.comptia.org/pressroom/get_news_item.asp?id=426
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/04/13 12:17
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