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米国でインターネットを積極的に活用する人々が過去最高に

~Pew Internet & American Life Projectの調査結果による

 インターネットの社会的影響について調査する非営利団体Pew Internet & American Life Projectは13日、米国のインターネット利用者がこれまでになく活発にインターネット上のサービスを利用しており、オンラインショッピングやインターネットオークションの利用率が過去最高を記録したとの調査結果を発表した。

 調査結果によると、インターネット利用者の65%がオンラインショッピングを利用していた。65%は、これまでの調査の中で最も高い数字になる。2000年12月と比較すると、オンラインショッピング利用率が最も増加したのはラテン系アメリカ人で、2004年2月時点の調査で63%を示し、前回調査時に比べて22ポイント増加した。また、65歳以上の49%がオンラインショッピングを利用しており、これも4年前に比べて11ポイント増加した。さらにオンラインショッピングの利用いかんにかかわらず、78%が商品やサービスについてインターネットで情報を得ていた。

 また、インターネット利用者の23%がインターネットオークションを利用していた。これもこれまでで最高の数値だ。特に男性のオークション利用率は25%で、女性の16%を大幅に上回った。また高収入、高学歴、6年以上のインターネット経験があるユーザーの方が、インターネットオークションの利用率が高くなっている。

 全般的なインターネット利用率は63%となり、全米では1億2,800万人がインターネットを利用していることになる。このなかでも、最も利用率が高かったのは18歳から39歳までの年齢層で、78%だった。全体でみると、年齢が上がるほどインターネット利用率は下がり、収入や学歴が多いほどインターネット利用率は高かった。このうち64%のインターネット利用者は、最低1日に1度はインターネットに接続しており、53%は6年以上インターネットを利用している。

 さらに今回の調査では、初めて無線によるインターネット接続について調査が行なわれた。その結果、インターネット利用者の17%が無線機器を使ってインターネット接続を行なっていた。最も利用率が高かったのは、携帯電話と無線LAN接続によるノートPCで、無線インターネット接続全体の28%を占めた。全般的に収入と学歴が高い方が、無線インターネット接続をする割合は高い傾向を示した。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.pewinternet.org/reports/toc.asp?Report=121


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/04/14 13:27

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