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データベースソフト「FileMaker Pro 7」発売~ファイル容量が8TBに


左から、米FileMakerのChung V.Le製品開発担当副社長、Dominique P.Goupil社長、日本法人の宮本高誠代表取締役社長
 ファイルメーカーは、データベースソフトの最新版「FileMaker Pro 7」を5月中旬に発売する。Windows XP/2000版、Mac OS X版がそれぞれ用意され、価格は40,950円。前バージョンからのアップグレード版は19,950円となっている。

 FileMaker Pro 7は、SOHOなどの個人事業者から中規模事業者までの利用を想定したデータベースソフト。最新版では取り扱い可能なデータ容量を、1ファイルあたり8TBに拡大。大容量メディアや、ソリューションの複雑化に対応できるという。また、Word、Excel、PowerPointのファイルをオブジェクトフィールドに取り込めるほか、XMLもインポートできるようになった。Mac OS版では、QuickTime形式の動画やPDFも取り込める。さらに、Outlookなどのメールソフトと連携して、メールを大量に送信することも可能だ。

 管理機能も強化。アクセスするユーザーごとにパスワードを付与できるようになり、アクセス権限の設定も可能になった。パスワードは、WindowsのActive Directoryや、Mac OSのOpen Directoryにも対応する。

 ファイルメーカーではこのほか、開発者向けパッケージ「FileMaker Developer 7」(72,450円)を5月中旬に、サーバー用ソフト「FileMaker Server 7」(135,450円)、XMLやXSLTに対応したWebサーバーアプリケーションソフト「FileMaker Server 7 Advanced」(303,450円)、モバイル端末向け「FileMaker Mobile 7 for Palm OS and Pocket PC」(9,345円)を2004年夏ら順次発売する。なお、Linux版については、「サポートすることは決まっているが、現段階では具体的なスケジュールは未定だ」としている。

 米FileMakerのDominique P.Goupil社長は、「Excelは操作は簡単だが、複数ユーザーが同時に入力できないなど共同作業には向かない。また、通常のデータベースソフトは複雑過ぎて、普通の従業員には扱いづらい」とコメント。「FileMakerは、それらの中間を目指す」としている。


「Excelは操作は簡単だが、複数ユーザーが同時に入力できないなど共同作業には向かない。また、通常のデータベースソフトは複雑過ぎて、普通の従業員には扱いづらい」(Dominique P.Goupil社長) 実際にデモンストレーションも行なわれた(画像はMac OS版)

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.filemaker.co.jp/news/p20040415.html
  製品情報
  http://www.filemaker.co.jp/products/fm7_family.html


( 鷹木 創 )
2004/04/15 17:30

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