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米Google、ターゲットとなる地域を特定して広告を出稿できるサービス

~米国やカナダ、ドイツなど8カ国で開始、日本でも数日中には開始予定

 米Googleは14日、キーワード広告を表示するサービス「アドワーズ広告」において、ターゲットとなるユーザーの地域を広告主が特定して出稿できるサービスを米国など8カ国で開始したと発表した。同社によると、日本でも数日中には開始予定だという。

 このサービスは、Googleで検索しているユーザーの地域を特定して、広告主が要望する地域のユーザーにだけ広告を見せることのできるもの。サービスを開始した8カ国では、都道府県レベルや市町村レベルでターゲットを絞り込むことができるという。また、緯度・経度から絞り込むことも可能だ。

 例えば、米国ニューヨークマンハッタンの花屋が広告を出そうとした場合、配達可能な距離が20kmだとすると、店の緯度・経度を入力し、そこから20km以内のユーザーに絞ることができる。また、検索キーワードに「ニューヨーク マンハッタン 花屋」「マンハッタン島内 配達可能 花屋」などといった応用もできるという。

 一方、Googleがどのようにしてキーワードを入力しているユーザーの地域を特定しているのかというと、最も重要なのが「キーワード」、次にIPアドレスだという。上記の例のように、キーワード内に「ニューヨーク」や「マンハッタン」などといった地名が入っている場合には、ユーザーが“その地域の情報を求めている”と判断し、優先的に広告を表示できる。また、IPアドレスからある程度地域を特定し、出稿することも可能だと説明している。

 現在このサービスは、米国、英国、独、仏、伊、カナダ、スペイン、オランダの8カ国で提供されている。日本のグーグルに確認したところ、「日本でも同時に開始したかったが、日本ではIPアドレスが東京に集中しているなど、精度に疑問があったため遅れた。しかし、ここ数日中には提供開始できると考えている。このサービス開始により、ユーザーもより望ましい広告が表示されるようになるだろう」とコメントした。


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URL
  Google
  http://www.google.co.jp/


( 大津 心 )
2004/04/16 15:08

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